カサゴ
カサゴに付いて (1998/12/10)
浅場から深場まで、岩や藻のある、釣りにくい場所にいる。
つまり根掛かりの無い場所にはカサゴは居ないか、いても少ないと思われる。
また、群れる習性は少なくほぼ単独で生活し縄張りを持っているらしい。
(ここらへんは、アイナメとほぼ同じ)
釣りに適した時期はこれといって無く、一年中それなりに釣れます。
ただ、餌取り(カラコギとか)の多い夏は苦労します。
産卵時期といっても卵胎生なのですが、12月ごろから始まり翌2月ぐらいまで
続くようです(瀬戸内海の場合)
カサゴ類は、生息環境で体色の変化が激しく、浅いところでは黒っぽくて
深い所では赤くなります。
ところで、このカサゴ類ですが、ご存知のようにあまり移動しません。
つまり一つのポイントのカサゴをみんなが持って帰ればいなくなります。
型が悪くなったポイントの回復には大体3年かかります。
お願いですが、カサゴ類の小型の物は放してやって下さい。
(自分は約25cm以下は放してますが、これは他人には薦めません)

餌は (1998/12/10)
雑食性です。何でも食べるようです。
好きな餌は、カニ、小魚(口に入れば)、エビ、とかの甲殻類、ゴカイとかの環虫類
(この辺もアイナメと同じ、でもアイナメよりも魚類が好き)

餌で釣る (1998/12/10)
餌はカニ(ポイントのそばで捕獲する)かキビナゴの半分か一本
ブラクリ(4g,1号程度)を使って探って探って、ひたすら足で釣る。
カニの場合は合わせそこなったら、まず餌は無い
合わせは、一気に飲み込むと書いてある資料が多いですが、軽い前アタリが続く
事が多いです(多分警戒しているのかも?)それか、ひったくるようなアタリが
いきなりくるか、(ガツーン...で餌が無い(泣))
どちらにしても、魚の重さを感じてから合わせると良いです。
食い込み易さが勝負なので、1号程度の竿で同調子の物、ラインは2号
餌の豊富な足元は時々大物が入る時があるので要注意
針にのってから、すぐに穴や障害物に行くので最初は強引に抜かないと
糸を切られてしまいます。

ルアーで釣る (1998/12/10)
スプーンやジグ、ミノーに反応します、口にもします
釣りにくいのには、根がかりが多くルアーの消耗が激しいからです。
特に底の方にいるのでミノーなんかは釣れるより先になくなっていきます。
(そうかと思うと、妙に上の方で釣れたりしますが)
面白いかと聞かれれば、「どうだろう?」と答えてしまいます。
ただ場所によっては、水深1m程度の所でフローティングミノーに出るので
そういう場所を見つけるとルアーがすごく面白いです。
「バシャ!」と音を立ててカサゴがミノーに食いつくのは結構興奮します。
しかもすぐに抜かないと根に潜って出てきませから、強引に抜きましょう。
場所さえ見つけられれば、面白いターゲットです。

ワームで釣る (1998/12/10)
最近、少しはメジャーになったのかな?
たまに、同類を見かけることがあります。
釣り方は色々とあります、バスと同じように投げて底を取りながら引いてくる
方法と、足元に落としてチョンチョンと探りながら歩く方法とで大別できるかな?
自分は投げて引くのは根掛かり、フッキングした後の根ずれとかを考えて、あまり
しません。それよりも足元を丹念に探ってます。(他に芸はないのか > 自分)
リグはスプリットショットが基本、ハリスの長さは15cm-25cmぐらい。
長いとワームのアクションが悪いので(アイナメよりも動くものが好きらしい)
食いが悪いようです。
ブラーとかも使います、それなりに釣れますがその場合はワームを選ぶようです。
スプーンをトレーラーに使ったりもしていますが単純なスプリットを抜く事は
できていません。
ワームの色は白(夜光)が基本で、色を変えるよりもサイズと種類を揃えた方が
良いです、カサゴはワームを見切るのが早くワームを換えながら探っていきます。

フライで釣れるか? (1998/12/10)
釣れました、ロケーションは前述のフローティングミノーで楽しい所です。
フライはクレイジーチャーリーとかピカピカはではでミノーが良いです。
今のところ型は出ていませんが(昼間しかやってません、大型は夜がメイン)
割と簡単に釣れました。
ただ、場所が限られるので人に勧めるのは厳しいかも知れません。