サヨリ
サヨリに付いて (1998/12/11)
沿岸の海藻の多い岩礁帯に、本当に広く生息しているようです。
表層に近いところを群れで移動しながら、プランクトン等を捕食しているらしいです。
釣り時期は、瀬戸内では秋から冬まで、イワシの接岸に伴って釣り人が餌を撒くので
それにつられて、岸近くに入ってきます。
別な資料では、冬から春にかけて産卵のために接岸するのを釣るので、時期は冬から
春になるそうですが、その時期に良い思いをしたことはほとんどありません。
これは(多分ですが)産卵時期に危険の多い所(釣りやすい所)は避けているような
気がしています、もっと他に適した場所があると考える方が正解かもしれませんけど。
サヨリは短命な魚で、2年しか生きていないそうです。
釣り人から観ると、大変臆病で目の良い魚のように思います。

餌は (1998/12/11)
動物性のプランクトンを食べているそうです。
この魚には、胃袋は無く口からすぐに腸に入るそうです。
よって、食いだめはできずいつも何か食ってないといけないようです。

餌で釣る (1998/12/11)
サシアミを使います、ハンペンとか魚肉ソーセージとか、魚の切り身
とかでも釣れるそうです。
延べ竿に、小さな浮子を付けて、浮き下を50cm程度にして釣る方法と
飛ばし浮子を付けて、少し投げてやるのとありますが、投げるのは餌が飛ぶ場合が
多いので難しいかもしれません。
大抵針は一本で、サヨリ専用か袖の3号、4号を使っています。
合わせは多少早いぐらいが良く、遅いと飲み込まれます。
飲み込まれると針を外すのが大変苦労なので、ベテランの人達は浮子は見ずに
餌を見て、サヨリが咥えたら合わせています。
群れさえ寄ってくれば、本当に入れ食いになります。

ルアーで釣る (1998/12/11)
大昔にスピナーで引っかけた事はありますが、口が小さすぎるので
無理と言っていいくらい、難しいです。

フライで釣る (1998/12/11)
面白いターゲットです、臆病で目が良くて4xのティペットは見きられる
ようです、多分海のサイトフィッシングでは高度な部類に入りそうです。
フライのサイズは#16以下、基本型はサビキの針、それにオーロラフラッシュ
マラブー等をアレンジしてエビらしく、軟らかそうに見えていることが必要です。
色は白基調が良い場合と、赤基調のが良い場合があります。
黄色とか紫、茶色系はあまり好い反応を見せてくれませんでした。
フライを投げたらアクションを付けながらリトリーブします。
このリトリーブも早すぎず遅すぎず、長時間手を止めると見きってしまうことも
あります。
群れが見えたら、静かにアプローチ、離れたら静かにピックアップを心掛けて
います。
未だにコツを人に伝授するほど、極めていませんがひょっとすると渓流並みに
繊細な釣りかもしれません。

フライで釣っていて(1999)
今年は、9/15 の段階で大きなサヨリはよってないようです。
フライも投げてみましたが、反応も悪いです。
ロッド:安物セット 7.6ft #3/#4
リール:同じセットもの
ライン:DT4F + 5x 9ft + 7x 50cm
やはり、サヨリのコツはリトリーブですね。
速すぎず、遅すぎず、魚の動きを見ながら最適な速度を探すことですね