シーバスラインシステム考
フライラインはたくさんの種類があります、その中で迷っている部分がかなり
多く、ましてやリーダーまで含めたラインシステムは暗中模索の段階です。
そんな中で自分なりの考えを整理する意味でのメモ書きです。

まず、ラインシステムに求められるものってなんでしょうか?
遠くに飛ばす
飛ばないラインより飛びやすいラインの方が釣れる機会は増えます

正確に投げられる
飛ぶだけではだめで、自分の思った処にフライを投げ入れられる
操作性の良いラインが必要になります、特に都市部でのシーバスは
構造物にぴったりと付いている場合がおおいのでなおさら必要になります

正確なターン
これはラインもさることながらリーダー+ティペットも含めて考える
必要があります、例え正確にフライを送り込んでもフライの最初の立ち上
がりが悪い場合はアタリが取れなかったり、あまり良いことはありません

トラブルが少ない
シーバスの場合、夜間の釣りが多いのでトラブルなく投げられる事が
大きな要因になります、例え釣れそうでも15ft以上のロングリーダーは
必要ありませんし、使用した場合でもトラブルが多く「いらいら」が募って
大切な集中力が減ってしまいます。
また、同様にあまり細いティペットも考え物です。
私は2号のフロロを標準としています、たまに1号フロロとかも使いますが
この場合のフライサイズは #12 以下の小さな物しか投げません。
とにかく、自分の安定キャストの範囲を100として、その7割程度の
ものにしておくのが良いようです。

捕食レーン(深度も)、ステイしている深度へ送りこむ
捕食シーンは水面ばかりではありません。
水面下でも起きているはずです、水中(特に中層、2-3m)を効率良く
探るためには「かなり沈む」ラインが必要になってきます。
私は WF-8F/S(Type6) を使ってます、最初は普通の WF-6S(Type2)を
使っていましたが止水と違って3次元的に流れる潮の動きに翻弄されて
フライが何処を流れているのか解らなくなる事が多かったです。
それに、潮の流れの速い処では案外沈んでくれません。


次に私が通っているポイント状況を含めて考えてみました。
フローティングライン
上のような状況でフローティングを使用してます。
番手は4番から6番まで標準は6番、それ以上の番手だとキャストが未熟なので
ラインが水面を叩くことがあって・・・嫌い

シンキングライン
インターミディ、Type1
このレートのラインはクリアラインしか最近使用してません。
使用する状況は照明の下でライズしてる連中です。
とにかく、活性の高い時にしか使えないラインでした。
Type2(概ね 2inch/sec)
今の標準ラインになっています。
水面直下から50cm程度までは何とか釣りになります。
Type4(概ね4inch/sec)
Type2では届かない時や、早引きがしたい時に使ってますが
番手が7番以上になるので、最近は出番が少ないです。
ただ、苦手な釣りなので食わず嫌いになってるだけなので
もう少し経験を積まないといけない課題のレートです。
それ以上沈むライン(概ね6inch/sec以上)
ボトム狙いです、フライの消耗も激しく、アタリも
よくわからない場合が多いです。
ただ、ボトムにしかスズキがいない場合もあるので
克服すれば、もっと釣りの幅が広がるのですが・・・

シンクティップライン
最近は使用していません。
mailto: hiroshi@orange.co.jp
Last update: 2003/04/06 update